2011年02月13日

ペリーヌ物語 DVD





ペリーヌ・パンダボアヌと母親マリはボスニアの小さな村に逗留していた。ともに旅をしていた父親のエドモンがこの地で病に倒れて、命を落としたためである。ペリーヌとマリはエドモンを埋葬して弔いを終えると、ロバのパリカールの牽く馬車に乗り、エドモンの故郷・フランスのマロクールを目指しての旅を再開する。

マリは優れた写真師であり、道中の村や街に立ち寄っては仕事をこなして旅費を稼いでいた。クロアチア、イタリアを経て、早くフランスに到達しようと険しい山越えの道を選び、スイスを抜けてフランスに至った。しかし、アルプス越えの無理がたたり、マリは体調を崩してしまう。パリ到着後はシモン荘に下宿して養生することになる。

ペリーヌは一生懸命にマリを看病し、医者を呼び薬を与えるが、容態は良くならない。次第に所持金がなくなっていき、馬車や写真道具、そしてパリカールまでも人手に渡してしまう。この状況を知ったマリは一日も早くマロクールに到着しなければならないと考え、無理を押して旅立つことを決意する。しかし、マリは旅立ちの朝に倒れ、ペリーヌに「人から愛されるには、まず人を愛しなさい」という言葉を残して息を引き取る。

マリの葬儀を終えたペリーヌは、親切にしてくれたシモン荘の人々に見送られ、一人でマロクールへの旅を再開する。暑い夏の日差しの下、徒歩での旅を続けるペリーヌであったが、疲労と病気とでついに倒れてしまう。あわやというところでペリーヌを救ったのは、懐かしい友・パリカールであった。パリカールの今の持ち主である古物商のルクリは、ペリーヌの旅に同行して助けてくれる。

長い旅もとうとう終点に近づき、ルクリに別れを告げたペリーヌは一人でマロクールに向かう。村の入り口で食堂の娘・ロザリーと知り合いになる。ロザリーは道中に見えた立派な屋敷が、当地で大工場を経営するビルフラン・パンダボアヌのものであること、そしてビルフランが自分の言いつけに逆らって家を出て行った息子・エドモンを許していないかもしれないということを教えてくれる。

その時、屋敷から厳しい顔つきをした老紳士が馬車に乗って出かけるのを目撃する。ペリーヌはこの人物が祖父であることを悟ると同時に、母がいまわの際に残した「おじいさまはあなたを歓迎しないかもしれない」という言葉が脳裏に蘇った。結局、ペリーヌは祖父との対面を避けて、オーレリィという偽名を使い、マロクールに滞在して様子を見ることにする。

ロザリーの紹介で、パンダボアヌ工場のトロッコ押しとして働き始める。工場の給料は十分なものではなかったが、村はずれにある池のほとりの空き小屋に住むことで家賃を浮かせたり、食器や服や靴などを自作するなどの工夫をして暮らす。やがてペリーヌに転機が訪れる。サンピポア工場ではイギリス人の技師との意思疎通が上手くゆかず、機械の設置が滞るというトラブルが発生していた。ペリーヌは英会話の能力を買われて、通訳を任される。トラブルの原因を突き止め解決させたことは、ビルフランのペリーヌに対する信頼を大いに向上させた。ペリーヌを目の見えない自分に代わり、新聞や手紙を読ませるための秘書に抜擢した。

こうして祖父に大きく近づいたペリーヌであったが、ビルフランがエドモンとマリがインドで結婚したことを認めていないどころか、マリのことを息子をたぶらかした女として憎んでおり、孫にも全く無関心だということを知り、ますます名乗りづらくなるのと同時に心を痛めるのであった。また、ビルフランの身の回りの情報を知るようになったペリーヌは、次期社長の座を狙う工場長のタルエルや、ビルフランの甥のテオドールから付け狙われるようになる。しかし、ビルフランが後継に考えていたのは未だに帰らぬエドモンであった。ビルフランは弁護士のフィリップスに依頼して、ずっとエドモンの所在を調べさせていたが、エドモンが既にこの世にないことを知るペリーヌは気が気でなかった。

だが、ついにエドモンがボスニアで死亡していたという事実が判明する日が来る。それを知ったビルフランは力を落として病床に伏せってしまうのであった。かつてエドモンの乳母を務めた、ロザリーの祖母・フランソワーズの見舞いを受け、秘書のオーレリィ(ペリーヌ)の顔がエドモンの小さい頃にそっくりだという話を聞く。ビルフランはある仮説を思いつき、フィリップスに新たな調査を依頼する。やがてフィリップスはビルフランの仮説の通り、オーレリィがペリーヌであるという調査結果を持ち帰った。とうとうペリーヌはビルフランの孫としての対面が叶い、お互いに抱き合って幸せの涙を流すのであった。




ラベル:ペリーヌ物語
posted by animation_root_sunday at 16:46| ペリーヌ物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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